検索
  • 小曽根 海知

小曽根海知さんの原著論文がLife誌に公開されました

小曽根海知さん(博士後期課程3年, 日本学術振興会特別研究員DC2)の筆頭原著論文がLife誌に公開されました。


【概要】

本研究では、異なる走行条件に伴う筋収縮タイプの違いが骨形成に如何なる変化を及ぼすのか明らかにすることを目的とし、骨形態学的解析及び組織学的解析により検証した。高負荷での求心性収縮優位な運動は骨形成に影響を及ぼさなかった。一方で低負荷での遠心性収縮優位な運動は骨全体の形成に著明な変化を及ぼさないものの、腱骨付着 領域や軟骨下骨領域など部位特異的に変化を及ぼす可能性が高いことが明らかとなった。また高負荷での遠心性収縮優位な運動は骨全体の形成を促進し、部位特異的にも変化を及ぼすことが明らかとなった。


【社会的意義】

 運動時において筋肉は絶えず収縮を繰り返し、動作が変化すると収縮タイプも必ず変化が生じる。そのためスポーツ活動者のパフォーマンスを指導する際に、指導者は必ず筋収縮タイプの特徴を知っておく必要がある。これまで遠心性収縮は筋力強化の面で非常に有用であると認識されてきたものの、骨に如何なる変化を及ぼすのかは未だ不明瞭なことが多かった。本研究によって遠心性収縮優位な運動は筋力を増加するだけでなく骨形成にも大きな影響を及ぼすことが明らかになったことは、今後スポーツ活動者のパフォーマンス指導方法に大きな変化を引き起こす可能性がある。


【論文情報】

雑誌名

Life (2021, 11(4), 284; doi.org/10.3390/life11040284)


論文名

Effect of Various Types of Muscle Contraction with Different Running Conditions on Mouse Humerus Morphology


著者名

Kaichi Ozone, Yuichiro Oka, Yuki Minegishi, Takuma Kano, Takanori Kokubun, Kenji Murata, Naohiko Kanemura


Published:27 March 2021

36回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

加納拓馬さんの原著論文がConnective Tissue Research誌に公開されました

概要 本研究では,膝前十字靭帯(ACL)損傷に対する保存的治療法の適応基準を“損傷部位”に着目し、動物モデルを用いて組織学、生体力学的解析から検証した。その結果、ACL中間部損傷モデルだけでなく、ACL大腿骨近位部損傷モデルにおいても自然治癒を認め、さらに治癒したACLは再建靭帯の力学的強度より上回っていることが明らかとなった。 社会的意義 近年、ACL損傷者の年齢層の拡大と共に治療法に対する患者

久保田圭祐さんの原著論文がIEEE Transactions on Neural Systems and Rehabilitation Engineering誌に公開されました

久保田圭祐さん(博士後期課程3年)の筆頭原著論文がIEEE TNSRE誌に公開されました。 概要 本研究では,冗長多自由度なヒトの筋活動制御の低次元構造を明らかにする筋シナジー 解析を,変形性膝関節症者に応用し,膝OAに特徴的な下肢筋活動パターンの定量化を試 みました.その結果,膝OAは健常高齢者と比較して,立脚期のモジュールが1つに低減 されました. 本来,ヒト歩行の立脚期は,2つのモジュール

関口(松本)優佳さんの原著論文がSensors誌に公開されました

関口(松本)優佳さん(博士後期課程2年、日本学術振興会特別研究員DC2)の筆頭原著論文がSensors誌に公開されました。 概要 本研究では、新たにマルチセグメントフットモデルを定義し、足部の模擬模型と生体に適用して、妥当性と信頼性を評価するだけでなく、運動特性を検討した。足部模擬模型は全平面上で-90度から90度の範囲内で運動を行わせた。また24名の健常者にカーフレイズ、歩行、ドロップジャンプを